胆振東部地震

2年前の9月6日3時07分。

 

皆さんは何をしていましたか?

 

寝ていた方が大半かと思われますが・・・

 私は実家(登別)の2階で寝ていましたが、近くを走るいつもの電車とは違う異様な地響きで既に目を覚ましました。

 グラグラとした揺れを感じて程なくベッドから飛び起きて1階に降り、間もなく同居する両親も降りてきました。カーテンから外を覗くと、真夜中なのに近所の家々に一斉に灯りが点き始めるという不思議な光景の後、すぐに停電。

 

最大震度7。ここ白老町震度5弱の揺れを観測しました。

北海道全域という大規模なブラックアウト。当時自分が働いていた入居施設では妙に静かで真っ暗な当日の夜を迎え、利用者の方々が

「なぜ真っ暗なの?電気を点けてよ」

「トイレの電気が点かないよ」

と再三居室から出て来られていました。

 認知症の症状により、状況理解や判断、記憶の保持が難しい部分があり、自室とリビングを何度も行ったり来たりされている不安な様子を見て、非常用の灯りを各所に配置しながら一緒にリビングでお話しして過ごしたこと、夜勤者の不安そうな様子を今も覚えています。

 

 まさしく今、大型で強い勢力の台風10号により九州や沖縄を中心とした負傷者や家屋の被害が報じられています。

 

 被害に遭われた方の無事と一日も早い復旧を祈るとともに、

 私たちも日々の備えを今一度振り返ってみるのもどうでしょうか。